– 子供の未来を考える –


これからの時代に生きる全ての子供、若者、そして志を持った未来ある全ての人間へ…

I. 子供へのアプローチ経歴Experience to Kids & Children

国内外で約20,000人の子供(4歳~18歳)の育成、監修、トレーニング指導、及び研究実績
スポーツ界で世界一に50回ほど。約150名のオリンピアンを含めた37競技1200人のプロ/アマアスリート、Liverpool FCや5ヶ国のNational Team、英国最大級の大学付属トレーニングプログラムを設立し60名を束ねるプログラムリーダーとして
これまでに一般含めてのべ23万人の施術・トレーニング・ライフスタイルを根本から、育成・指導・監修及びサポートしてきました。
世界で認められた「身体のスペシャリスト」であり、カラダのコンサルタント。元プロサッカー選手、リバプールFCのチームトレーナーを始め、金メダリスト50名含めた150人以上のオリンピアン、1,200人以上のプロアマアスリート、そして一般含めのべ23万人のトレーニング・施術・監修。身体のコーディネーショントレーニングを始め、子供の運動エネルギーの研究、サマーキャンプの主催、学校やクラブチームや個人など多くの子供たち(4歳~18歳)にアプローチ。自身も子供の頃から活発で、山登りや川遊び、畑で遊んだり、木登りしたり、ゲームなど一切したことないくらいの子どもでした。元プロサッカー選手とありますが、本格的にサッカーを始めたのは渡米しての大学からです。誰にでも可能性があります。特に、子供には全ての可能性があります。それを活かせるのは、そう皆さん親であり、大人である我々です。

II.親がみる子供の可能性と期待Parents’ perspection for kids

歩くようになった。初めて言葉を発した。会話が出来るようになった。字を書けるようになった。泳げるようになった。自転車に乗れるようになった。身長が伸びた。一人で遊びに行くようになった。手を繋がなくなった…。一人で眠るようになった。着ている服や抱っこで変化がある。自我が芽生えた。一人でできることが増えた。手伝いをしてくれる。思いやることができる、など。

<社会情勢>
▷家族と地域のつながりが希薄となり、核家族や一人親家族などが増えている中で、子育てにかかる親の負担が重くなっています。日本の子供(17歳以下)の相対的貧困率は約16%。これは、日本の子供の約6人に1人が貧困状態にあります。先進国34か国中で10番目に高い数値です。この問題は、もはや海外だけの問題ではないのです。家庭環境によっては、親と過ごす時間にも大きな差があり、1日に1∼2時間も親と過ごせていない子供たちがたくさんいます。

<身体活動>
「子ども時代の運動経験は、成人期以降の体力レベルあるいは身体活動状況を左右するという”トラッキング”の可能性が指摘されています。したがって、子ども時代の身体活動の重要性を十分に理解し、子ども達が積極的に身体を動かすことのできる環境あるいは政策の支援がこれまで以上に必要です。」- 厚労省
「”運動”とは体力の維持・向上を目的とする計画的/継続的に実施される身体活動。」- 文科省
これは、「国民全体としてみると身体不活動であると考えられる。」
問題は、このような成人期の不活発なライフスタイルは、いつどのように形成されていくのでしょうか?成人期の運動習慣を含めた日常行動は、少なからず過去の経験(幼少期や思春期の運動習慣やライフスタイル)の影響を受け、形成されていくと考えられています。

<トレッキング>:子ども時代の運動経験等が成人期以降の身体活動状況に影響を及ぼすこと。
・14歳時点のスポーツの実施状況(頻度/週)が31歳時点での身体活動状況を決定する可能性を報告。
・今までの研究報告をまとめると、思春期の時点で、運動習慣がしっかりと定着していることや、運動/スポーツに好意的であるかどうかが非常に重要なポイント

▷児童期~思春期頃までの運動習慣率や運動/スポーツへの意欲/関心についての調査結果…
・東京都の調査で、①運動をたくさん実施する人と②そうでない人の二極化が進んでいる
・※生活/運動習慣による1日あたりの平均的な運動実施時間
・※日本の児童・生徒(小学5年・中学2年)の運動実施状況は、1週間の総運動時間60分(1日10分弱)にも満たない者が男子で7.2%(小5)および6.9%(中2)、女子で13.3%(小5)およ び19.8%(中2)。

<体力の現状>
児童期から思春期にかけて二極化の実態が起きる原因とは?実際に、体力/運動能力の高い子ども&低い子どもの格差が生じている。体力の平均値の低下は、著しく低い成績の子ども数が増加していることが大きな影響。また、子どもの運動やスポーツ、あるいは体育授業への意欲や態度の変化。問題は、100%に対しての割合ではなく、年齢が上がるにつれての割合が増加している点!なぜなのか?「相対的評価(優劣の評価)」「勝敗を重視する志向」「練習等の厳しさ」なども子供の意欲や態度を形成させているのではないか?と考えられています。もう一つは「バーンアウト症候群」の可能性も考えられます。総じて、成人期に運動やスポーツの習慣を定着させるための土台づくりは、思春期の頃というよりもむしろ幼少期や児童期にあり、身体を動かすことの喜びや楽しみを存分に味わえる実施環境の構築や整備がとても大切であると考えられます!更に、YouTubeやテレビゲームなどは、子供の立場から「楽しさ」「のめり込み」を研究しているものが多いので、子供の心はそちらにばっかり傾きます…ということは?運動習慣が楽しい!がさらに減ってしまっているのです。ここに、コロナが一番影響を及ぼしている可能性があります!https://www.nsca-japan.or.jp/journal/18_1_02-06.pdf

▷では、そもそも体力とは?
一般的にはまだ「体力」を厳密に定義することは容易なことではないですが、ヒトが生活を営む上で最も重要とされる能力の一つです。文部科学省の40年以上にわたって日本国民の体力/運動能力の現状を体力/運動能力調査によって把握し、毎年報告書を公表しています。

▷子どもの体力低下の背景
①外遊びやスポーツの重要性の軽視など国民の意識低下
②子どもを取り巻く環境問題
③便利な生活による子どもの生活全体の変化
④就寝時刻・欠食・栄養アンバランスなど生活習慣の乱れ
⑤スポーツや外遊びに不可欠な要素(3つの空間)の減少
➡特に子どもたちでは、からだを使った外遊びや運動・スポーツにかかわる「3つの間」、すなわち①時間、②空間、③仲間を確保することが難しくなっています!

▷なぜ子どもの体力低下が問題なのか。
大人が年齢と共に体力の低下を実感することとは違い、子どもは体力の高低にかかわらず成長を続け、ある時期まで向上が継続します。現在の子どもたちの体力低下に対する現実感は乏しく、「外遊びや運動経験が重要であることが認識」されてもその不足に対する危機感は乏しいのです。結果として、運動経験や運動能力の獲得には至適な年齢が存在するにもかかわらず、その必要とされる時期に必要とされる運動経験の機会に恵まれないままにからだの成長が進んでしまったと思われる子どもたちが多く見受けられるようになってきました…これまでの常識では考えられない理由で「怪我をしたり」「自分の身体をまったくコントロールできない」子どもの存在が問題視され始めています⁉

▷なぜ子どもの体力低下が問題なのか
子どもが生活習慣病としてすぐに治療の対象となることはほとんどありませんが、運動不足に関連した肥満・高脂血症・糖尿病などの予備軍としてその数が激増しているのは事実です。生活習慣病は、中高年時に重大な疾患として発症する点にそのおそろしさがありますが、その基礎的背景はすでに子どもの頃に確立されています!

<習慣、そして環境>
▷子どもの体力向上に向けて
体力テストの成績だけを向上させることが目的であるのであれば、体力づくりのプログラムだけを実施すればよいのですが、それは対症療法に過ぎないのです…体力向上の取り組みには、まず、子どもたち特に小学生年代での遊びや運動/スポーツの時間・空間・仲間を取り戻すための仕組みづくりが必要です!また、小学校就学(6歳)前からのより良い生活習慣の確立、体力向上への取り組みをこれまで以上に強力に推し進める必要性があります!
ただ、学校・幼稚園等の教育を中心としたアプローチには限界があることは明らかであり、家庭や地域を巻き込んだ取り組みを模索しなければならないであろう。特に、外遊びやスポーツあるいは体力の重要性に関する保護者意識の向上への取り組みは重要な課題です!日常生活における運動や遊びの持つ意義、あるいは体力や健康の重要性を、幼少期から青少年期に至るまでそれぞれの年代に合わせてよく理解してもらえるような教育プログラムを開発する必要性があります!

III.子供の発達と成長Children’s development & growth

<ヒトの発育と発達>
①「カラダ」の発達:発生学・発達学・解剖・生理・遺伝子・骨端線・成長ホルモン・体力・伸長・体重・骨格全般=運動機能の発達
②「アタマ」の発達:大脳・小脳・言語・識字・コミュニケーション=神経系&ココロの発達(感情・情緒)

子供が運動神経抜群でスポーツ万能!将来はスポーツ選手にでも?と思ったりしている親ならば子供に期待をかけてしまいますが、肝心の親が運動音痴、または親は運動神経抜群なのになぜか子供は運動が苦手?一体なぜなのか?運動神経は遺伝する?しない?子供の運動神経・運動能力を育てるにはどうすればいいのか?
人間は体全体が均一に成長するのではなく、年齢・個体差・男女差によって成長する部分に差がある。小学生は神経系が成長、中学生では骨格など。個体差=成長特性(早熟・中間・晩熟の3タイプ)。

<様々な運動機能>
・運動神経とは?➡成長過程で養われるもの。脳から体内の骨格筋群へ働きの指令を送るための神経を表す解剖学用語。広義に、運動機能にかかわる神経、狭義に骨格筋を支配する神経(運動などを巧みにこなす能力)
・運動能力とは?➡遺伝子・生まれ持ったもの。筋骨格の大きさや形の特徴、速筋と遅筋の割合など、基本的に生まれつき持っている性質で表現する動作能力。(両親型受け継ぐ者は生まれつきの身体の特徴や作り・構成)運動スキルとは?➡運動の体験によるコツ。運動体験=困難なプログラミング化でも大人が環境を提供する事は可能、そして運動のコツを掴む。他に、スポーツスキルと比べられる。
・カラダのパフォーマンスと競技のパフォーマンス?

なので…
運動神経が良い子とは…運動が上手という意味での運動神経が良いは、脳の指令を、的確に、効率よく筋肉線維を働かせることができる(複雑な状況を正確に脳に送り、迅速に判断、筋肉へ的確な命令をだし、動作ができる)、なので運動神経が良いほど、転倒を回避できたり、怪我の重症化を防ぐことができる
遺伝は…一般に運動神経は遺伝しません。運動能力は遺伝でほぼ決まる。人間を造る時に使われる設計図に記されている情報。
①遺伝的要因・発生学・解剖学
②環境的要因・青少年の運動能力
③身体能力が将来へのカギ
④スポーツ・運動の取り組み方

ゴールデンエイジ理論(Golden Age)。運動神経は遺伝とは別で、ゴールデンエイジと呼ばれる神経系の発達が著しい時期の運動(身体活動)への取り組み方で大きく左右される説がもっとも有力⇒日本での定義とは。子供の運動神経を引き出す最適な時期は5~8歳の期間(Pre-Golden Age)と9~14歳の期間(Golden Age)に、いかに質の高いトレーニング(運動習慣)が出来るかというのが大きく関係。Pre-Golden Ageで様々な基本的な動きの習得ができていることが前提。この時期に多種多様な動きを経験しながら、走る、跳ぶ、投げる、捕るといった基本運動を身に着けることが運動神経発達につながる⇒運動スキル。ちなみに、大人になってからでも運動神経は鍛えられますし、飛躍的に運動能力は向上できる

<脳の発達>
▷即座の習得…どのような運動でも器用に素早く習得することができる子ども時代特有の特徴である(身体操作のコツが前提条件?)
▷脳の可塑性…使われる機能は発達し、使われない機能は退化する。「感受期」や「臨界期」とも呼び、成人に達する段階で低下し、成人期では可塑性はない?

IV. 子供を考える – Thoughts for children

<環境を作る>
▷子供の想像力と創造力
創造/Creativityとは:現在自分の中に存在しないものを新たに(独自に)作り出す力(感性・アイデア・ひらめき)
想像/Imaginationとは:現在自分の知識内にある物事(事実・観念)を元にして新しい物事(事実・観念)を作る、又は心に思い描く力(心の働き)

<教育&共育を見直す>
▷正解依存症
勉強が得意・不得意にかかわらず、問題を解くときに“正解は何か?”にとてもこだわってしまうこと。問題を解き終えると“合ってる?間違ってる?”と答えが正しいかどうかが興味の中心
点数や成果の多寡で評価されることが多い教育が身についている
正解が一つではない問題や正解のない課題が出ると、多くが戸惑ってしまう
イメージできない、知ってるものでないとわからない、間違いを恐れる、正解がわからないから不安

<子供の特権>
自分の意見を述べる課題に取り組む時期が来てからでは遅いかも…
幼児や低学年から正解のない問題・自由課題に取り組むチャンスを与える。正しいことがすべて良い事でもない、知識を良し悪しするのは親の責任。

<自己肯定感>
▷子供の育成の重要さ・先見力。
良きアイデアは時間と情報量、良きイメージは情報の量よりも情報の質
情報とは:過去(すでにこの世にあるもののイメージ)と未来(これからのイメージと可能性)
目標とイメージ

<日本の文化>

<他者と自己>

<Q & A>

V.ライフステージ – Children’s Life stages

<子供における栄養と食事>

<子供における睡眠生活>

<子供におけるショウガイ>
幼児傷害:
・Shaken Baby Syndrome (SBS)
小児スポーツ傷害と障害:Child Sports Injuries
・股関節周辺:坐骨結節骨端症()
・股関節周辺:長管骨骨端症(Apophyseopathy/Osteochondrosis)
・膝:オスグット膝/オスグットシュラッタ―(Osgood-Schlatter Disease)
・膝:シーヴァー病(Sever Disease)
青少年スポーツ障害:
・分離症(L4/5:少年期)
・すべり症(L5/S1:青年期)

VI. トピック – Topics about kids & children

・トピック1:考える力のある子を育てるには
・トピック2:子供が持つ自由と責任のバランス
・トピック3:これからの時代、今の子供が生きるダイバーシティとグローバリゼーション

VII. 子供への施術のアプローチProfessional approaching to children

<子供における栄養と食事>

<子供における睡眠生活>

<子供におけるショウガイ>

VIII.子供へのトレーニング介入 – Children coordination & condition

<コンディションとは – Condition Training>

<コーディネーションとは – Coordination Training>
「コーディネーションとは、約40年前に旧東ドイツのスポーツ運動学者が考え出した理論です。日本では調整力ともいわれ、いわゆる運動神経能力のことを差します」。http://images.cdn.japanbasketball.jp/images/endeavor/H26block_U13_curriculum.pdf

▷コーディネーション能力 = 「センス」Sense of Body Movement。身のこなしが良い – well movement。運動神経が優れている – good sense of sports。状況判断が良い – well appreciation of the situation。技術の習得が早い – pick up skill quickly。

▷コーディネーションの意義
技術習得が早くなる。取得済みの技術の完成度・安定性・応用力・変換力・適応力が高まる。特に持久系のエネルギーの節約。リズムや速度に余裕が生まれ、多面的で創造的な運動が可能。怪我の予防。変動する外的条件への適応。QOLの向上。

<HIITとは – High Intensity Interval Training>
▷ヒートトレーニング:在宅の1㎡でできる筋力・体力アップセッション

<他>
▷フットコレクティブ:裸足で足の使い方を正しく学ぶセッション
▷ハンド&アイ:手(身体)と目(脳)の発達をより良く協調させるセッション
▷デュアルタスク:2つの動作を同時にこなす能力がつくセッション
▷ビジョントレーニング:子供の集中力を高めるセッション

▷子供時代の様々な運動経験と運動習慣は非常に大事です。一つは、子供たちの自由な発想が身体を動かすことで促進されるからです。これは、子供の特権です。
もう一つは、子供の良質な成長の糧となり、成人期の運動習慣に繋がるからです。これは、将来への保険です。良い運動経験があれば身体を動かく事が苦ではなくなります。また良い運動習慣は、慢性的な生活習慣病や怪我の予防となり、一生涯の健康を維持する上での基盤となってきます。特に、最近の児童期~思春期にかけての体力・運動能力テストが低下しています。これは様々な要因がありますが、大きな一つに「運動する事がつまらない」・「運動が続かない」などの子供の声があります。子供は興味本位で左右される生き物です。YouTubeやビデオゲームはまさにそこを突いています。子供心を理解し、未来像を見据えた上で、「では、どうしたら子どもに興味を持ってもらうことができるか?」を考え、提案し、提供していく義務があります。我々大人が、子どもたちと同じ目線を持っていきましょう!

IX.サービス – Service

・Personal service:主に年齢に沿ったパーソナル施術&コーディネーショントレーニング
・Group service:グループにおけるカラダのケアセッション&コーディネーショントレーニング
・Online service:オンラインでできるカラダのケアセッション&コーディネーショントレーニング
・上記の情報やQ&Aに対する経験と専門的な観点からの講義